体に優しい野菜作りで健康に。松尾農園代表 松尾清美さん

松尾農園は、ドライブイン鳥近くの“伊万里市十三塚交差点”を東南に進んだ大坪町乙にある。伊万里市民に『ダチョウがいる農園』として知られる農園だ。
元々は、果樹園として伊万里の名産品である梨の生産と出荷を行っていた。

現在、代表をつとめる松尾清美さんは、松尾農園の2代目となる。昭和26年生まれ(60代半ば)とのことだが、ピンッと伸びた背筋や健康的な小麦色の肌が年齢以上に若々しい印象を受けた。

松尾さんは野菜や果樹の持つ力が活かした『無農薬・無化学肥料栽培』で、自然に近い農業スタイルを貫いている。

“無農薬・無化学肥料栽培”の難しさと魅力

宙づりカボチャ”恋するマロン”は、松尾農園のオリジナルブランド。甘みが強く、レンジでチンして塩をふっただけでパクパクと食べられる。

6月頃に収穫を迎える宙づりカボチャ”恋するマロン”。ホクホク甘い味わいで癖になる美味しさが魅力。

松尾農園の“無農薬・無化学肥料栽培”は、時間をかけて、じっくりと生育環境に適応したDNAを作る栽培方法。苗を植えて数年の間、作物を育てるというよりも、環境に強くなるための種を育てることに注力する。

難しい栽培方法であり、過去には栽培していたカボチャの苗が全滅したこともあったそうだ。

大量生産はできないが、人の体に優しい作物を栽培できる。

 また、農園では、農林水産省が定めたJAS規格を取得。松尾農園の野菜や果物は、消費者が安心して食べられる食品であることを表している。

これほど健康な体作りへ強いこだわりを持つ松尾さん。無農薬・無化学肥料栽培に興味を持つキッカケとなったのは、農園に育つ大きな柿の木だった。

手入れなしでも柿の木は育つ。自然の力を活かす“農業スタイル”

柿の木に元々ある治癒力を活かし、肥料を一切与えず自然のままにした。強いDNAを残すためには、幾度となく作物を枯らした過去もある。

木に宿る自然の力をそのままに。強いDNAを残すときの生命力は何よりの肥料となる。

松尾農園の敷地には、広大なカボチャ畑が広がっている。その奥に、先代から植えられている大きな柿の木がそびえ立つ。

柿の木は、人の手を加えず自然のままの状態。大きな幹とワサワサとした柿の葉で存在感を放っている。その柿の木が毎年たくさんの柿の実を実らせるというのだ。

松尾さんは、その柿の木に驚き「肥料も水もあげていないのに、なんという生命力だろう」と心を打たれた。そこで、自然が持つ力を活かせる農法で農園を運営したいと考えるようになったという。

“無農薬・無化学肥料栽培”の考え方に強く共感し、自然との付き合い方や強い種の育て方を日々研究している。

健康と向き合うキッカケに。松尾さんの言葉に現れる強い信念

ダチョウに会える農園”松尾農園”では、期間限定でダチョウの卵の販売がある。とても大きく、通常の鍋では調理しにくいだろう。

「ダチョウが見たい」「自然に触れたい」という方歓迎。お問い合わせは、松尾農園のFacebookよりメッセージで。

「農業に携わる上で、家族と共に健康に対する概念を共有することが必要不可欠。家族皆で、畑仕事を経験してほしい」と語る松尾さん。

実際に、松尾さんの想いに共感したご家族が松尾農園の敷地の一角を借り、作物を育てたことがあったそうだ。

「豊かな暮らし、元気な毎日。楽しく幸せな生活のためには、何よりも“健康であること”が大切」

人一番、健康意識が高い松尾さんの言葉は、食生活の大切さを今一度考えなおすキッカケを与えてくれる。

忙しい日々の合間に食生活を見つめなおし、家族の健康づくりを考える時間を作ってみてはいかがだろうか。

松尾農園のダチョウ。大きな卵は一見の価値あり。産卵時期限定だが、卵の購入も可能。

■撮影協力■

【松尾農園】

 

住所 / 佐賀県 伊万里市 大坪町乙753-1

TEL / 0955-22-3922

Facebook

https://www.facebook.com/matsuonouenimari/

Instagram(インスタグラム)

https://www.instagram.com/matsuonouenimari/

 

ABOUTこの記事をかいた人

はな

伊万里在住1年目。女の子2人の母。
平野育ちのため、海のそばや山道を通る度に感動を覚える。
いまだに、街なかの橋や道路にある陶器に目を奪われる日々。
趣味はドライブ、絵描き、カメラ、オセロなど。
ヤル気はあるが、何かと空回る性格。悪気はない。
「楽しいことには首を突っ込め!」がモットー。