「ピノキオの家」でクラフト体験。 わが子の“成長”や“できる喜び”を実感。

ピノキオの家(伊万里市木工芸センター)とは

腰岳の自然の中で、森林や林業への認識を深めながら、木や竹などを利用して、木工芸品の製作ができます。
木工芸指導員さんがいますので、気軽に相談しながら楽しく木に触れて、自分だけの木工芸品を作ってみてください。

(伊万里市ホームページより)

木の温もり感じる作品例にワクワク

伊万里市ホームページに提示されている作品メニューを見ると、こども椅子や卓上本棚など、実際に使い勝手が良さそうなものが多い。
どんなインテリアにも馴染みやすい“木”ならではの温もり感や可愛さもあって、かかる費用も1,000円前後とリーズナブル。

なにより工具など揃える必要が無く、初心者でもすぐに作れそう!と見ているだけでワクワクしてきました。

場所は大川内山近辺と、市街地からもそう遠くない場所にあるようです。ちょうど夏休みで娘と初めての宿題にもいいかもね、早速行ってみよう!となりました。

木に囲まれた静かな環境に建つピノキオの家

思った以上に山深い場所まで車で登っていくので、途中戸惑いながらもなんとか到着。

ロッジ風の建物が、山の風景にとても馴染んでいて、ピノキオのお話に登場してきそうな佇まいです。
伊万里市にあるピノキオの家の外観。木に囲まれた建物は、まるで別空間にいるよう。
木に囲まれた静かな山中に、釘を打つ音が耳に心地良く響いています。
夏休み期間だからか、平日の午前中というのに、すでに2組の小学生の家族が製作中でした。こんにちは~と入ると、いきなりの訪問だったにも関わらず、指導員のおじさんが「小学校はどこかな?」と笑顔で迎えてくれました。
小学校低学年でも初めて作る子でも大丈夫ですよ、と言ってくれて、娘もすっかり作る気満々になっていました。子どもと一緒に木工体験。木のぬくもりに触れられる貴重な時間を過ごせます。指導員さんのお手伝いも大助かり!

初めてでもできる!と思わせてくれる工夫

わが子が選んだのは「スライド式の卓上本棚(税込600円)」。
初めてなのに作れるかな?釘がまっすぐ打てるかな?と、作業前からついつい心配をしてしまう私。

でも、ベテラン指導員さんが手際よく用意してくれた木材を見てみると…

木工体験のサポートは指導員さんの影の努力もある。事前に穴を開けているため、組み立てやすい。 木材にネジ穴を開ける指導員さんのサポートは心強い!楽しく木工体験できるピノキオの家。

釘を打つ場所にはすでに小さな穴加工が施してありました。
こうすることで打つ場所に迷うこともないし、釘が安定するので子どもが金づちで手を打つことも少ない。

工具に不慣れな母と娘、初めてのクラフト挑戦ですが…これならできそうです!
本物の金づちや釘に触れた娘は、とても嬉しそうで、この様な本格的な道具を安全に使わせてあげられるだけでも良い経験になりそう。

しかし、これらの木材1片につき少なくとも4箇所もの加工、全部にしてくれている指導員さん。
とてもありがたい存在です!

こどもの様々な表情や行動を導き出してくれる本格クラフト体験

真剣に釘を打つ姿が逞しい!母も感動しそうです。木工体験で得られるものは大きい。

娘は最初の釘打ちからすぐに、真剣な表情になり、要所要所で教えてくれる指導員さんの話も、集中してちゃんと聞いています。
慣れてくると、自ら木材や釘を取り、作業を進める積極的な姿勢も見られるように。

そして、木材抑え係の母に「ちゃんと持っとって!」と、いつもと完全に立場が逆転する事態となりました。

指導員さん指導のもと、子どもが「自力で何とかしよう」と頑張る姿は誇らしいですよ。母も時々手伝いながら温かく見守ります。 子どもの成長を肌で感じられる木工体験。ピノキオの家で経験したことは、母も子も良い思い出になりそうです。

普段は、ついつい注意してしまいがちな母の私と、むくれた表情で口答えも多くなってきた娘。
最近難しい年頃になってきたのかな…と思っていたけど、久々に素直に楽しむわが子の表情や真剣な姿が見られたのが嬉しくて、思いがけず親子水入らずなひと時となりました。

そして完成!

製作から約30分で大まかな形になり、仕上げとして釘をしっかり打ち込むこと、やすりで木材のヘリを削って滑らかにすることを教わりました。

見た目はもちろん、釘の引っかかりや木が刺さる等のケガ防止のためにも、仕上げはとても大事。削っては指でさわり、目で見て、何度も確認。
娘の本棚は約40分程で、完成となりました。

自分で作った木工芸品に大満足!物を扱うことへの大切さも身に付きそうです。 ママも子どもも、一緒に木工体験を通して成長できたかも。楽しみながらモノ作りの面白さを経験できます。

ちょっとスライドの動きがスムーズではなかったけど、初めてにしてはなかなかの出来映えに、2人で「やった〜!」と喜び合いました。
そして、また来ようね、他にも作りたいね、と言いながら、ピノキオの家を後にしました。

この様に、ピノキオの家は本格的な木工芸品作りが気軽に体験でき、もの作りに興味をお持ちのお子様にはオススメです。
もちろん子どもだけでなく大人の方でも、家具や小物作りの為に利用して良いかと思います。

私ももっと早く知っていれば、わが子や親戚の子が今より幼い時、こども椅子をプレゼントとして作ってみたかったなぁ。

親としてピノキオの家に想うこと

夏休みには県外などの遠方からも利用者が訪れるそうで、このような子どもの創作活動やアイデアを体験・実現できる施設がすぐ近くにあるということは、とてもありがたいな、と思います。
山が多い国に住む私たちにとって“木”はとても多くの恵みをもたらしてくれますし、さらに自然が豊かな伊万里市では現代でもとても身近な存在。

ですが、実際にはなかなか意識して触る機会も少なく、今回のような木工品も買えば済むものかもしれませんが、こうやって自分の力で作ってみると、手に入れた喜びや愛着もひとしおでした。
ピノキオの家での経験を通じて、周りにある一つ一つの〝物“に対しても、作る過程を想像したり、作ってくれた人への感謝の気持ち…が我が子に芽生えてくれたら嬉しい。

そして親子にとっても、木の様々な役割や活用法、そして森林(自然)への興味を抱いて、一緒に話し合うきっかけ作りにも良い機会となるように感じました。

 

【ピノキオの家INFORMATION】

・場所/伊万里市大川内町
・TEL/0955-22-2822
・開館/10:00〜16:00・通常は毎週 土・日・祝日に開館
 ★ 夏休み…毎日開館(水曜休館)
 ★ 春休み…毎日開館(休館日無し)
・料金/工具使用料(100円)+作品材料費(500円〜1,200円程度)
・管理/伊万里西松浦森林組合
(ピノキオの家閉館時の受付はこちらへ)
※必ず予約が必要ではありませんが、混雑する夏休み時期は事前連絡した方が良いようです
(団体利用の場合は要予約)
※近隣に売店や自販機等は無いので、飲み物等は持参が良い
【冒頭本文の引用先】

・伊万里市ホームページ

http://www.city.imari.saga.jp/5449.htm

ABOUTこの記事をかいた人

あごつぶ

あご=長女と長男それぞれの名前の頭文字から。
つぶ=小柄なのと、つぶやくようにしゃべる所から。
有田町出身&育ち&在住。就職で福岡に住んだ時に、有田焼や伊万里焼が有名な事に驚く。
伊万里の高校時代にがっつりめの運動部にいたので、今も体育会系の気質がなかなか抜けない。
幼い頃から本が好き。
子育てが落ち着いたら読書三昧するのを今から楽しみにしている。